要旨— 3本のうち、洗っているのは1本だけ
洗剤、漂白剤、柔軟剤。棚に並べてラベルを読むと、3本ともに「除菌」「消臭」「抗菌」と書いてある。同じことをうたう薬を3つ、同じ洗濯機に入れている。これは打ち消し合わないのか。除菌するのに、なぜ香りだけは残るのか。
調べたら、答えはあっけなかった。3本は、洗濯機の中で一度も同じ水に会っていない。洗剤と漂白剤は「洗い」の水にいて、柔軟剤は「最後のすすぎ」の水にいる。あいだで一度、水が全部捨てられる。会わないのだからケンカのしようがない。洗濯機の工程そのものが、薬を分ける仕切りとして働いていた。
ただし、その仕切りは壁ではなかった。すすぎ回数で厚みが変わるカーテンである。時短ですすぎを1回に削ると仕切りも薄くなるので、薬を選び直さなくても効きが落ちる。棚の上だけを見て決着する話ではなかった。
ただし、ひとつだけ本物のケンカが残っていた。それは「除菌 vs 香り」ではない。柔軟剤と、洗濯物が乾く速さのケンカである。部屋干しのニオイの原因菌は、濡れてから約5時間で増え始める。柔軟剤は繊維の表面に水をはじく膜を作るので、その5時間の勝負を不利にする。ニオイ対策のつもりで入れているものが、ニオイの側に立っていた。
3本ぜんぶ、ちゃんと働いてた。ただ1本だけ、逆を向いてた。
方法— 何を根拠に判定したか
- ニオイの正体
- 花王が2010〜2011年に、洗濯物の生乾き臭の原因物質を4-メチル-3-ヘキセン酸(4M3H)と特定し、それを作る菌をモラクセラ・オスロエンシスと同定している。2016年には、汗をかいた衣類のニオイも同じ構図(複数の短鎖・中鎖脂肪酸の混合)であることを発表した。本稿はこれを前提に置いた。
- 各製品が何をしているか
- メーカーが公開している成分表示と液性表示から読んだ。日本の洗濯用品は家庭用品品質表示法で「用途」と「液性」の表示が義務なので、製品名を知らなくてもパッケージ裏で分類が確定する。
- 混ざるとどうなるか
- 界面活性剤の電荷(プラスかマイナスか)と、過酸化水素が働くpHの条件から判定した。マイナスの成分とプラスの成分が出会うと結合して沈むことは、界面活性剤の基本的な性質として確立している。
- 工程がどう効くか
- すすぎは1回ごとに水を入れ替えるので、繊維と水に残るマイナスの成分は回数で薄まる。柔軟剤が入るのは最後のすすぎなので、そのとき残っている量が中和の起きやすさを決める——という希釈の理屈から導いた。実際の残留量は測っていない。
- いくらかかるか
- 使用量は各メーカーが表示している標準量(水30Lあたり)を使った。価格は変動するので固定値にせず、判定器の中で自分の値段に書き換えられるようにした。
- 使わなかったもの
- 実際に洗って嗅ぐ官能試験はしていない。本稿が扱うのは「成分どうしが原理的にどう振る舞うか」までで、どの製品がいちばん良く落ちるかという性能比較はしていない。
3本は、同じ水の中で会わない— だからケンカしようがない
まず、いちばん素朴な心配から。「除菌するものを3つ入れたら、打ち消し合うんじゃないの?」——これは起こらない。理由は化学ではなく、洗濯機の時間割にある。
洗剤と漂白剤は、たしかに同じ水の中で15分いっしょにいる。でもこの2つはケンカどころか、組ませたほうが強い。漂白剤の主成分である過酸化水素は、アルカリ性の水の中でないと本気を出さないという性質がある。洗剤はまさにその弱アルカリ性なので、洗剤といっしょに入れることで漂白剤のスイッチが入る。単独で使うより効く。メーカーが「洗剤と一緒に入れてください」と書いているのは、手抜きの許容ではなく設計どおりということだった。
柔軟剤だけが別の水にいる。これには理由がある。洗剤はマイナスの電気を帯びた成分で、柔軟剤はプラスの電気を帯びた成分。この2つが同じ水の中で出会うと、磁石のように1対1でくっついて、水に溶けない固まりになる。そうなると洗浄力も柔らかさも、両方まとめて死ぬ。
だから柔軟剤には専用の投入口がある。あれは「入れやすいように」ではなく、洗剤と絶対に会わせないための仕切りである。洗濯で本当に致命的な操作ミスは、実はこれ1つしかない——洗剤と柔軟剤を同じ穴に入れること。
ここまでが、最初に出した答えだった。ただし調べ直すと、この仕切りには前提があった。上の時間割は、すすぎが2回ある前提で描いてある。
すすぎを1回に減らすと、洗いの水に溶けていたマイナスの成分が薄まりきる前に、プラスの柔軟剤が入ってくる。水はいったん捨てられているので「同じ水で会う」わけではない。それでも繊維に残ったマイナスの分だけ、柔軟剤は中和される。仕切りは壁ではなく、すすぎ回数で厚みが変わるカーテンだった。
これは本稿が規則6として「洗剤を表示より多く入れない」と書いたものと、同じ現象である。変数が1つ足りていなかった。中和が起きるかどうかを決めているのは洗剤の量そのものではなく、洗剤の量 ÷ すすぎ回数のほうだった。表示どおりの量でも、すすぎを半分にすれば残る濃度は上がる。
そう考えると、「すすぎ1回OK」という表示の意味も変わってくる。あれは時短のための機能ではなく、すすぎを削っても仕切りが薄くならないようにする補償である。泡切れのよい界面活性剤を使って、1回で流しきれるように設計してある。逆に言えば、表示のない洗剤ですすぎだけを1回に減らすと、その補償がないままカーテンだけが薄くなる。
除菌したのに香りが残るのは、順番のおかげ— 消したものと、乗せたものが違う
次の疑問。「除菌・消臭してるのに、なんで香りだけ残るの?」——これは、「ニオイ」を1本のメーターだと思っていると矛盾に見える。実際には、標的の違う3つの作業が別々の時刻に走っているだけだった。
1と2は「特定の悪いニオイ分子を減らす」作業。3は「無関係な別の分子を増やす」作業。ねらう相手が違うので、両立して当たり前だった。しかも時間もずれている。2は洗濯中に終わり、3は洗濯が終わってから数日効く。
大事なのは順番のほうだ。ニオイが残ったまま3をやると、消えるのではなく「生乾き臭 + 花の香り」という、誰も設計していない混合臭になる。強い柔軟剤を使っているのに服がなんだか臭う、という経験があるなら、それがこれ。香りはニオイを上書きしない。足し算されるだけ。
香りでフタはできない。順番だけがきく。
本当のケンカ相手は、乾く速さだった— 柔軟剤だけ、時間で分けられない
ここまでの競合は、全部「入るタイミングが違う」ことで解決していた。時間では分けられないものが、ひとつだけある。
柔軟剤のプラスの成分は、繊維の表面にくっついて、水をはじく側を外に向けて並ぶ。これが繊維どうしの摩擦を減らして、あの柔らかさを作っている。同時にそれは、繊維の表面に薄い撥水の膜を張ったということでもある。
綿はふつう、繊維の内側に水を吸って、それを表面まで運んで蒸発させる。撥水の膜は、この水の移動と蒸発を遅くする。つまり柔軟剤は、洗濯物が乾くのを遅くする。
ここで最初の数字に戻る。生乾き臭の原因菌は、濡れてから約5時間で増殖に入る。だから部屋干しでいちばん効く手は、抗菌成分を足すことではなく5時間以内に乾かしきることだった。柔軟剤は、その勝負を不利にする側にいる。おまけに柔軟剤の成分そのものが有機物なので、菌のエサも少し増える。
影響がいちばん大きいのはタオルである。厚くて乾きにくいうえ、そもそも吸水性が存在意義の布に撥水の膜を張るのは自己矛盾でもある。「洗いたてなのに水を吸わない」「タオルだけ臭い」の正体はだいたいこれで、原因は洗い方ではなく足しすぎだった。
ただし、これは「柔軟剤は悪」という話ではない。外に干せる日なら、乾燥は5時間を余裕で切るので問題は起きない。柔軟剤が不利になるのは、乾燥に時間がかかる条件のときだけ。つまりこれは製品の良し悪しではなく、条件の合わせ方の問題だった。
ここまで書いて、5時間に効くレバーがもう1本あることに気づいた。柔軟剤が変えているのは乾く速さである。その手前に、スタート地点の水の量を決めている工程がある。脱水だ。
干し始めた瞬間の洗濯物は、乾いた状態より重い。その差が、5時間で蒸発させなければならない水の量そのものになる。脱水はその初期値を下げる唯一の工程で、しかも洗い・すすぎと性質が違う。洗浄が足りなければ次の回でやり直せるが、脱水が足りないまま干した洗濯物を、干している最中に脱水し直すことはできない。工程の中で、ここだけが取り返しがつかない。
つまり5時間の勝負は、速さ(柔軟剤)と初期値(脱水)の2変数で決まっていた。本稿は薬の話として速さのほうだけを見ていたが、効き幅が大きいのは初期値のほうである。そして時短コース・お急ぎコースがまっさきに短くするのが、この脱水だった。ニオイ対策として柔軟剤を抜く判断をしていても、コース選択のほうで初期値を上げていれば、その努力は相殺されうる。
柔軟剤は速さを変える。脱水は、そもそもの量を変える。
あなたの組み合わせを、判定します— 触ってみてほしい
ここまでの規則を、そのまま判定器にした。いま入れているものを選ぶだけで、ぶつかっているところ、ムダになっているお金、そして「何を抜けば解けるか」が出る。AIの推測は入っていない——成分の性質から決まる規則を、そのまま書き写しただけの計算機である。
うちの値段に合わせる(1回あたりの金額を書き換える)
使用量はメーカー表示の標準量(水30Lあたり/洗剤10g・液体漂白剤20mL・柔軟剤16mL・ビーズ20mL)。初期の金額は詰替の一般的な実売価格から割り出した目安なので、実際に買っている値段に書き換えると自分の数字になります(すすぎ消臭剤は製品ごとの差が大きいので、初期値はとくに概算です)。
すすぎ回数は残留による中和が起きるかだけに効かせています。脱水時間は変数に入れていません——効くのは確実ですが、どれだけ効くかを測っていないので、数字を出すと推測になってしまうためです。
規則は、8つしかない— 破ると成分が黙って仕事をやめる
判定器が見ているのは、この8つだけ。どれも「効かなくなる」だけで警告音は鳴らないので、破っていても気づけない種類の失敗である。
- 1柔軟剤入りの洗剤に、さらに柔軟剤を足さない。プラスの成分の二重投与になり、撥水の膜が厚くなる。乾きにくくなり、蓄積してベタつく。柔軟剤入り洗剤を選んだ時点で、柔軟剤の枠はもう埋まっている。
- 2香りが強い洗剤と漂白剤を、毎回いっしょにしない。洗剤の香料は漂白剤と同じ水に15分いる。柔軟剤の香りだけが「あとから入る」という保護を受けていて、洗剤の香りは受けていない。みずみずしさや柑橘の部分が優先的に壊れ、香りが重く平たくなる。
- 3香りの発生源は、1つまで。香りつき洗剤・柔軟剤・香りビーズは、それぞれ別の調香師が「これ単体で完成」として設計している。混ぜた結果は誰も設計していない。例外は、メーカーが重ねる前提で売っている同ブランドの組み合わせ——これは香りが合わせてある。
- 4塩素系(ハイター)は、必ず別の回で。色柄も香料も柔軟成分も区別なく壊す。そして酸素系漂白剤やクエン酸系のものと混ぜると塩素ガスが出る。「まぜるな危険」は洗濯機の中でも有効。
- 5液体と粉末の酸素系漂白剤を、同時に入れない。どちらも最後に出すものは同じ過酸化水素。重ねても強さは足し算にならず、お金だけ倍かかる。ふだんは液体、ニオイが出たら粉末でつけおきと、時期で使い分けるもの。
- 6洗剤の量とすすぎ回数は、セットで決める。洗濯で唯一「多く入れると裏目に出る」場所。残ったマイナスの成分が最後のすすぎでプラスの柔軟剤を中和してしまう。柔軟剤の抗菌成分も同じ仲間なので、まとめて効かなくなる。
効いているのは洗剤の量そのものではなく量 ÷ すすぎ回数のほうで、すすぎを1回に減らすのは、表示より多く入れるのと同じ側に働く。「すすぎ1回OK」表示のある洗剤は泡切れのよい設計でこれを補償してあるので問題ない。表示のない洗剤で、すすぎだけを1回にしない。 - 7乾くのに5時間以上かかるなら、柔軟剤は入れない。撥水の膜が乾燥を遅らせ、菌が増える時間を伸ばす。柔らかさが必要な衣類だけ、別の回でまとめて柔軟剤を使えばいい。
- 8タオルの回は、干し方に関係なく柔軟剤を抜く。規則7が「乾く速さ」の話なのに対して、こちらは水を吸うこと自体がその布の存在意義だという話。外干しでも成立してしまう。ゴワつきが理由で入れているなら、犯人はたぶん柔軟剤の不足ではなく洗剤のアルカリ残留と、つぶれたパイルのほう——前者はすすぎ消臭剤(クエン酸系)で中和でき、後者は脱水後に大きく振れば立つ。どちらも膜を張らずに済む。
そしてタオルが1枚でも混じっていれば、その回全体がタオルの回になる。厳しいほうのルールが勝つので、混ぜて洗っているかぎり衣類側も柔軟剤なしで回すことになる——これが「タオルは分けて洗ったほうがいい」の、いちばん強い理由でもある。分ける目安は「タオルだけで洗濯機の7割が毎日たまるか」。たまらないなら、ためて分けるより混ぜて毎日回すほうがいい。濡れたタオルを2日ためるほうが、柔軟剤よりはるかに菌を増やす。
結論— 足すより、引くほうが効く
3本ぜんぶ必要か、という最初の問いに戻る。答えは「洗剤は必須。漂白剤は条件つき。柔軟剤は目的しだい」だった。
洗剤は外せない。ニオイのもとになる皮脂やタンパクを繊維から剥がす仕事は、他の2本がやっていない。酸素系漂白剤は、水温が低い時期ほど価値がある——洗剤の酵素は冷たい水では働きが鈍るので、「酸化」という別ルートを足す意味が出てくる。そしてニオイが出てしまったときは、40〜50℃のお湯につけおきするのが唯一のリセットボタンで、これは他のどの製品にも代わりがない。
柔軟剤だけが、目的によって答えが変わる。柔らかさと香りが欲しいなら合理的な買い物だし、外に干せるなら副作用も出ない。でも「部屋干しのニオイを何とかしたい」という目的で入れているなら、それは逆を向いている。
そしていちばん効く手は、実は棚に売っていない。洗濯物が濡れている時間を5時間以内に切ること——サーキュレーターと除湿機である。次が洗濯機の槽を月に1回洗うこと。槽の裏が汚れていると、そこから毎回菌が配られるので、衣類側で何を足しても相殺されてしまう。この2つが済んでいれば洗剤1本で臭わないし、済んでいなければ3本積んでも臭う。
もう1つ、洗濯機の中にもタダのレバーが残っている。脱水である。サーキュレーターが蒸発を速くする道具なら、脱水は蒸発させる量そのものを減らす工程で、しかも買い足すものがない。ところが時短コースがまっさきに短くするのがここなので、急いでいるときほど、いちばん効くレバーを自分で短くしていることになる。同じことがすすぎにも言える——削っていいのは仕切りの補償がある洗剤を使っているときだけで、そこは製品の表示で決まる。
たぶん、いちばん高い1本より、扇風機のほうが効く。
この記事は最初、棚に並んだ3本の話として書いた。書き直してみると、3本の効き方はどれも洗濯機の設定の上に乗っていた。仕切りの厚みはすすぎ回数が決めていたし、5時間の持ち時間は脱水が決めていた。薬を選ぶ問題だと思っていたものが、半分はコースを選ぶ問題だった。
次の問い。今回わかったのは「成分どうしが原理的にどう振る舞うか」までで、実際にどれだけ違うのかは測っていない。柔軟剤あり・なしで乾燥時間は本当に何分変わるのか。そして脱水を1分伸ばすと、干し時間は何分縮むのか。どちらも同じ装置——同じ部屋、同じ量、同じ風で、重さを測り続けるだけ——で出るはずである。手元の秤でできる規模なので、次はそれをやってみたい。
ネタもと— 一次資料・前提
- A花王「汗をかいた後に衣類から発生するニオイ成分とその原因菌を解明」(2016年6月8日)
衣類のニオイがイソ吉草酸・2-メチル酪酸などの短鎖脂肪酸と4-メチル-3-ヘキセン酸などの中鎖脂肪酸の混合であること、微生物が関与していることの一次発表。kao.com - B生乾き臭の原因物質と原因菌の同定
4-メチル-3-ヘキセン酸(4M3H)と、産生菌 Moraxella osloensis。花王が2010年(日本農芸化学会大会)と2011年に発表。本稿の「相手は誰か」の土台。 - C花王 アタックZERO 部屋干し/ワイドハイター 製品情報
洗剤の成分表示(界面活性剤44%・酵素・抗菌剤・消臭助剤)と、漂白剤の液性・使用量。液体は酸性、粉末は弱アルカリ性で毛・絹に使えないという違いもここ。アタックZERO 部屋干し/ワイドハイター - DP&G レノア 成分情報・製品カテゴリー
柔軟剤の成分と香りカプセル、そして「柔軟剤」「ビーズ」「すすぎ消臭剤」というカテゴリー分け。ビーズが消臭特化で、どの柔軟剤とも併用できるという位置づけもここ。成分情報/レノア公式 - E三洋化成「カチオン界面活性剤入門」
プラスの界面活性剤とマイナスの界面活性剤が出会うと電荷が中和されて不溶化する、という基本性質。規則1と規則6の根拠。sanyo-chemical.co.jp - F標準使用量(水30Lあたり)
洗剤10g(花王Q&A)/液体酸素系漂白剤20mL(ワイドハイターEXパワー表示)/柔軟剤16mL・香りビーズ20mL(P&G表示)。判定器の金額はこの使用量を前提に計算しています。 - G「すすぎ1回」表示の扱い(本稿の前提)
家庭用品品質表示法が義務づけているのは用途と液性で、すすぎ回数は各社の自主表示。表示のある製品はすすぎ性の高い界面活性剤設計を前提にしているが、統一された規格ではない。そのため本稿は残留量を数値で扱わず、「表示があるかどうか」だけを変数にした。判定器もそこまでしか見ていない。 - Hこの研究の、もう1枚の姿
市販品を「洗濯機のどのスロットに入るか」で10グループに分類した表と、規則の詳しい導出はこちらの1枚にまとめてあります。