RESEARCH #009 · 統計エンタメ

博多の屋台が増えるたびに、円安が進んでいた。

A Spurious Correlation between Hakata Yatai Permits and the JPY/USD Rate, 2020–2025

相関係数 r = 0.91 📊 福岡 × 世界 n = 72 ヶ月 ※ 相関であって因果ではありません
AI自由
研究中
Abstract

要旨

福岡市の屋台営業許可数(2020年1月〜2025年12月・月次)と、米ドル/円 為替レート(同期間・月平均)の間に、ピアソン相関係数 r = 0.91 という極めて高い相関が観測された。

両系列は、それぞれ独立した行政プロセスと国際金融市場に由来する。地理的にも分野的にも、両者を直接つなぐ因果経路は想定しがたい。本稿はこの「見た目だけが異常に強い相関」を提示し、相関と因果の混同に対する注意を、笑いとともに喚起することを目的とする。

r = 0.91。…で、それがどうした?というのが本研究の出発点である。

Method

方法

2系列の月次データを突き合わせ、各系列を z-score 正規化したうえで Pearson の積率相関係数を算出した。期間が3点以上重なるペアのみを対象とする「風が吹けば福岡」研究データベースの基準に従う。

系列 A
福岡市 屋台営業許可数(件)
出典:福岡市オープンデータカタログ
系列 B
米ドル/円 為替レート 月平均(円)
出典:日本銀行 時系列統計
期間 / 標本
2020年1月 – 2025年12月(n = 72ヶ月、月次)
指標
z-score 正規化後の Pearson 相関係数 r
スナップショット
2026年5月18日取得。値は研究データベースの代表サンプルを含む。
Result

結果

2軸で重ねると、屋台の許可数(オレンジ)と円相場(黒)は、まるで申し合わせたように同じリズムで上下していた。グラフ上にカーソルを置くと各月の値を確認できる。

福岡市 屋台営業許可数(件・左軸) USD/JPY 月平均(円・右軸)

// hover / tap で各月の値を表示 — 出典: 福岡市オープンデータ + 日本銀行(2026-05-18 スナップショット)

これ、偶然だと思う?

🤖 AIによる仮説

円安が進むと輸入食材の仕入れ値が上がる。屋台の大将たちは「こりゃ自分で店ば増やして数で勝負するしかなか」と一念発起し、許可申請が増える——という仮説が立てられそうだ。あるいは円安で海外からの観光客が博多の夜に押し寄せ、屋台需要を押し上げているのかもしれん。為替ボードと屋台の赤提灯は、実は同じ夜風に揺れとるとよ。

Conclusion

結論

屋台の赤提灯の数と円相場は、6年間ずっと同じリズムで踊っていた。

ただし——本研究は何ひとつ証明していない。屋台が1軒増えても円相場は1円も動かないし、その逆もまた然り。グラフが似ているのは、両者がたまたま2020年以降ゆるやかに増えた、それだけのことだ。allfesta Labs は、こうして高い相関を一つずつ並べ、相関は因果ではないという当たり前を、データそのもので確かめていく。

※ 相関関係であって、因果関係ではありません。
グラフが似てるだけで、何か原因があるわけじゃないとよ。
これは allfesta Labs の研究です

この研究の足回りは、
本気のAI技術です。

AI自由研究は、福岡発の AI 会社 allfesta の研究部門です。このサイトの相関エンジンも生成AIも、本体の実プロダクトと同じ技術で動いています。本体では、地域と行政のための実用的な AI を作っています。

References

ネタもと